映画「降りてゆく生き方」スタッフブログ~おそらく毎日更新~

武田鉄矢主演映画「降りてゆく生き方」を広げるために活動するスタッフ・ブログ

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「いのち」の発現

こんにちは、アキオです。

皆様は、「自然分娩」という言葉をご存知でしょうか。

文字通り、「自然」に「分娩」(つまり、「お産」)する、ということです。

吸引・鉗子分娩、帝王切開、水中出産、ラマーズ法...お産ひとつをとってもさまざまな方法があるなかで、「そもそも本当のお産とな何だろう?」、そう考えたとき、「
幸せなお産が日本を変える」という書籍に出会い、その著者である吉村医院の院長・吉村正先生の講演に参加する機会に恵まれました。

講演の中で印象的だったのは、吉村先生が繰り返し発したひとつの言葉です。

「女性の皆さん、女性であることに誇りを持ちなさい! 女性であることを放棄してはいけません!!」

その言葉で、いまから3年前、僕がアメリカから日本に駐在することになり、東京で真っ先に受講させられたセクハラ研修のことを思い出しました。
その研修の冒頭に、「子育ては、男性よりも女性の方が向いている」、「職場では、男性と女性の扱いを別けるべき」、といった設問を始めとした20問程度のテストをおこなったのですが、その結果で僕はおよそ80名中最下位となりました。

つまり、僕がもっともセクハラに対する認知が低く、講師の先生曰く、「原始人並みに時代遅れのアタマの持ち主」とのことでした。


男女平等、フェミニズムといった言葉が、当たり前のように叫ばれる世の中になりました。
では、男性と女性が社会的に同じ立場を目指し、同じ役割を担い、全うすることが、本当に男性にとって、女性にとって、そして種としての人間にとって幸せなことなのでしょうか。

僕は、男性と女性はそもそも異なる存在だと思います。
そうすると、男女の違いを認識し、受け止め、男性は男性の、女性は女性の本来の役割、宿命を全うすることができる生き方、そういった場に参加することこそ、本質的な男女平等ではないかと思うんです。


ただ、それは非常に当たり前のように思えますが、それがなかなかできなくなっていることにも必然を感じます。

現代では、人間は従前のように「自然」に神を見出すことなく、「科学」に神を見出しています。
つまり、「自然」という全体観の中で自分をとらえることなく、物事をどんどん分類化、細分化し、それによって物事の本質を理解できるものと錯覚してしまいました。
(その傾向を助長したのは、「科学」の対極にある目に見えないものを「宗教だ!」、といって敬遠するようになった風潮でしょうか。)

ですが、実際は、物事をどんどん分類化、細分化することで、真の全体観、つまり、本質をとらえる感覚が失われてしまいました。

そうすると、人間は、自らが生きることについても、「どのように生きるか」、「幸せに生きるとは何か」といった思想ではなく、「目の前の問題をどのように切り抜けるか」といった部分的、表面的な技術にはまり込んでしまいました。
つまり、生きることが極めて尊い行為ではなく、楽な方向、便利性、合理性を追い求める行為に成り下がっています。

それが、本来の「生きる」という姿なのでしょうか。

本来、「生きる」こととは、部分的、表面的な技術ではなく、どういった全体観のなかで、どういった思想で「いのち」をとらえ、生きるのか、ということである気がします。

「自然」という全体観の中で人間をとらえると、人間は人間である前に生き物です。
生き物である人間は、生き物としていかに生き生きと、生命力溢れる本来の姿で生きるのか、そして、その命をどのように次世代につないでゆくのか、そう問われている気がします。


吉村先生は、「お産は、人間に残された最後の自然」であるとおっしゃいます。

医師や近代科学ではなく、何億年もの間、無数の生命を地球に生み出してきた自然の摂理、自然の働きに身を任せていれば、完璧なお産ができる...


とにかく情報が溢れる現代です。
僕たちは、さまざまな情報に一喜一憂しながら毎日を生きています。

ですが、本当にそれでよいのでしょうか。


吉村先生はこうおっしゃいます。

「いのち」は、医学的な異常があったとしても、乗り越えて生まれるほどたくましいものです。


「普通はこうだ」、「みんながこうしている」、といったある種の依存から脱却し、自らが「自然」から授かった仕組み、自らの感覚を信じて、自らの可能性を最大限に引き出す「生き方」こそ、本来のあるべき姿ではないでしょうか。

| その他 | 19:32 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2010/10/15 22:24 | |

Re: ブログの内容

お久しぶりです!
お元気ですか??
最近、なかなか更新できていませんでした。。。

毎日が学びの連続です。

また近況をお聞かせ下さい。

> 4月に古武士さんとお会いしました磯山と言います。貴方様が書かれている内容は私もそんな感じがすると思いました。
> 自然といかにして共存するかそして自然から何を学か、人間のこれからの大切な課題ではないでしょうか!今私もこの課題について取り組んでいきたいと考えています。
> 貴方様の書かれた内容は私の心に刺激を与えてもらえました。
> ありがとうございます!

| 磯山さん | 2010/11/24 00:46 | URL |















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